金沢動物園のヤギ
ヤギ=偶蹄類 ウシ類 ヤギ亜科 ヤギ族 ヤギ属
英名:Wild goat dezoar
学名:Capre aegagrus
生息地:世界中に家畜として飼われ、今では野ヤギにもなっている。
食べ物:主に草
寿命:約15年(飼育)長寿記録20.8歳
体長:約80cm(体高)
特徴:メス、オス共に角がる。種類によって色はいなるが主に白、黒、茶色の三色。
生息状況:ふつう種
紀元前7000年頃から家畜化されていた。
ヤギの角は雄だけじゃなく雌にも生える。ただ、オスの角は80cm~150cmにもなるが雌の角は20cm~30cmほどしか伸びない。体長は約80cmと書いたが種によって体格大きさが違うためなんともいえない。普段は5~20頭の群れで生活するが、繁殖期になると雄1頭と数頭の雌で行動している。
パサンは蹄の底が幅広く弾力性があるため、山の斜面をしっかりととらえることができ、捕食者に襲われたときはほとんど近寄ることのできない崖に逃げ込む。
そして、家畜ヤギや今の野ヤギの先祖と言われているのがアジア西部に住むパサン(ノヤギ)というヤギ科の仲間になる。
歴史
ヤギは新石器時代の紀元前7000年頃から西アジアで家畜化されたという。
そして、初めに搾乳がされた動物はヤギであるといわれてもいる。チーズやバターの発明もヤギの乳からうまれたという。
ヤギは過酷な環境にも耐える生命力を持っている。そのため、ウシなどを飼えない山地や荒地では重宝された動物なのだ。チーズやバター、肉や毛皮にも使えるため遊牧民や船乗り達には貴重にされてきた。
だが、時代がかわり農業化が進むにつれヤギよりも羊のほうが家畜されるようになった。
そして、ヤギが世界中に点在した理由として、昔の船乗りや遊牧民により外国へ連れて行かれた時、ヤギを置いて去ったために野ヤギとして野生化したという。だが、人間はヤギを甘く見すぎていた。野生化したヤギは生命力が強く繁殖力も強いため、たとえそこが乾燥した荒地だとしても、餌となる植物の葉や芽を食べつくしてしまい、植物が再生する事ができず森林破壊の原因になっているという。
ヤギは上に書いたように食いしん坊だ。紙類なら与えられれば食べてしまう。昔の紙は食物だけを原料として作っていたので食べても消化されるが、今の紙は科学成分も多いので食べると消化されないまま胃に残ってしまうらしく、動物園では気軽に紙を食べさせてはいけない。
宗教ではヤギは悪魔の化身や犠牲として生贄にされたりもした可哀相な動物だという。
夢見ヶ崎のヤギ
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