ルリコンゴウインコ



ルリコンゴウ=オウム類 インコ科 コンゴウインコ属
英名:Blue and Yellow Macaw
学名:ara ararauna
食べ物:果実、堅果類
出身:南アメリカ (パナマ南部からブラジル、ボリビア、パラグアイ、トリニダード)
寿命:30~60年(ハミルトン動物園では飼育で80年生きたという)
体長:約86cm
特徴:上面が鮮やかな青色、下面(腹部や胸部)が黄色、頭部がやや緑色(生息地によって色は若干変化がある)
生息状況:トリニダードでは絶滅危惧種
漢字:瑠璃金剛


強靭なクチバシをもつコンゴウインコ!!


生態
川沿いの森や樹木の多い湿地帯に生息し、大きな大木の幹に巣をかまえ、主に番(つがい)で行動しているが、時には大群をつくることがある。餌の好物は果物になるが、餌を求めて20キロ以上の旅に出ることがある。そして、この鳥は生涯つがいを守るといわれていて、メスは通常2個の卵を産み、多いときは1年に2回も産むときがあるという。

ルリコンゴウインコは体重が1300gにも達することがあり、世界でも最大級のインコになる。鳴き声がとても大きく、その声は泣き叫んでいるようにも聞こえる。黒く堅いクチバシは主に堅い食べ物を砕くために使うが、時には木登りやクチバシで枝にぶら下がったりと1300gもある体重を支えられる強靭な力をもっている。頭部とクチバシの間の顔は羽毛のない白い裸出しになっているが、興奮するとピンク色へと変色するという。

人間とルリコンゴウインコ
ルリコンゴウインコは頭も良く、人の声や音のモノマネが上手く、しっかりとした飼育のできる人なら愛情を感じることのできるインコで昔からペットとしてヨーロッパなどに輸入されていた。だが、非常に大きな声をだし身体も大きいので飼育する環境が限られてくるのだ。そして、60年以上も生きるインコなので、飼うなら家族で後を継ぐ計画も必要になるだろう。
ちなみに、この鳥はフランス領ギアナやエクアドル国の切手にも登場するほど有名なインコになる。

備考:現状では森林の減少でコンゴウインコ類の住む場所がなくなりつつある。今では昔と違い国立保護区でしかコンゴウインコを見ることができなくなってきている。
ちなみに、ルリコンゴウと似ているアオキコンゴウインコは生息地でもなかなか見つけることができないとても珍しい鳥として有名になり乱獲が増え、森が無くなったせいで今は絶滅の危機に瀕している。しかも飼育されていた動物園でも盗まれることがあったという。個体数が少なくなればなるほど価値が上がっていくのが今の社会だ。もう人間に動物を飼う資格はないんだと思う。個体数が多い動物も飼ってはだめなんだな‥

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