フサホロホロチョウ

フサホロホロチョウ=キジ目 ホロホロチョウ科 フサホロホロチョウ属
英名:Vultrine Guinefowl
学名:Acryllium vulturinum
出身地:アフリカのエチオピア南部、ソマリア、ケニア、タンザニア北東部
食べ物:草の種子、木の実、昆虫、シロアリなど
体長:60~72cm
寿命:不明(10年というウワサ)
特徴:頭は皮膚が裸出し後頭部に赤褐色の綿羽が密生、首から下に白、黒、青の長い羽毛
生息状況:ふつう種
漢字:総珠鶏

飛べるのに走って逃げる鳥


生態
ホロホロチョウ科はムジナホロホロチョウ2種、ホロホロチョウ1種、カンムリホロホロチョウ2種、フサホロホロチョウ1種の4属6種になる。全てアフリカの固有種として生息し、頭は裸出しているところが特徴だ。ホロホロチョウの中でもひときわ美しい色彩を持っているのがフサホロホロチョウになる。身体も他の種と比べて一番大きいのだ。
ホロホロチョウは地上性で乾燥した草原や明るい林に生息し、20羽~30羽ほどの群れで生活しているが、時には200羽以上の群れを形成することがあるという。1日に数十キロも歩くことがあるこの鳥は飛翔力はあるが、何故か外敵からは走って逃げるらしい。
夜間は大きな木の横枝に止まって眠り、繁殖は雨季に行われ番に分かれてテリトリーをもつという。
巣は地上に作り、15個ほどの卵を産み23~25日ほどで生まれる。ヒナの面倒はメスだけではなくオスも見るという。

人間と‥
15世紀頃から食肉用としてヨーロッパに輸入され、白色の飼養品種も作出されている。フランス料理に使われることが多い。
和名であるホロホロは鳴き声から来ているというが、江戸時代にオランダ船から「ポルポラート」の名で輸入されその言葉がなまって「ほろほろてう」になったという説もある。
実際の鳴き声は高い声で「クゥカクゥカ」や「キキキキキキー」みたいな声をだしている。
辞典によれば、「ホロホロ」は山鳥の鳴き声や笛の音などを形容する語と記されている。昔の人はどんな鳥の鳴き声もホロホロと聞こえたのかもしれない。それか、船で疲れきっていてホロホロ言っていたのかも‥

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