ロバ勉強

ロバの勉強。



最近になって勉強の大切さを感じている。


こどもの頃はまったくと言っていいほど勉強をしなかった思い出が沢山ある。


小学生の1、2年までは塾へ行っていた。1、2年生くらいまでは成績も良かった気がするし、100点を取った時もあった。そのうち、掛け算、割り算など少し難しくなると勉強が嫌いになり、塾では鉄腕アトムの本を読み、時には行ったふりをしてさぼっていた思い出がある。(小1くらい)
そのまま勉強せずに中学3年になると、学年トップクラスの頭の悪さになっていた。先生には半キレ気味に「行ける高校はここだけ」と言われ、親は必死で3ヶ月くらい家庭教師をつけ、勉強させようとした。でも結局何も身につかなかったと思う。しかも、バイクで通ってきた家庭教師が来る時間になると必死で「事故れ」って祈っていたのをよく覚えている。(祈りは通じなかったが‥)それほど勉強が嫌いであった。大体の人は嫌いだろうけどそれをもっと上回る自信がある。むしろ勉強にたいして憎んでいたのかもしれない。

高校はギリギリ卒業できた。さぼってばかりいたが何とか日数はクリアしていたみたいだ。一度高校を辞めようと思いもしたが親に止められ仕方なく通った感じだった。クラスの半分以上が高校中退で卒業式は40人いたのが20人程度になっていたのをよく覚えている。今思うと想いれもなく感動もしなかった学校だったが、卒業しておいて本当に良かったと思うことが社会に出ると沢山あることに気づいた。親はこのことを言っていたのかと振り返ってばかりだった。

やっと学校から開放され、目標も無く内装屋に就職した。でも3ヶ月で辞めて、運送屋の夜間のバイトと道路の交通警備のバイトを掛け持ちでやることにした。そして、あるときアメリカに留学していた友達が帰ってきて留学の経験談を話してくれた。その頃から少しづつ海外に憧れはじめた。行ったことのない海外を妄想しまくって、海外生活の夢を描いていた。特に海の近くのでの生活に憧れていて、ダイビングの雑誌、南国リゾートの雑誌を買って、海での暮らしを想像して楽しんだりしていた。でも、この時はまだそれは憧れだったが‥

それからまた3ヶ月くらいが経つと友達に誘われ北海道に行き、友達3人と暮らし始め、少しづつ社会が楽しくなってきた。北海道ではお金をを溜めて、南国の暮らしを目標にしていた。
3年ほど北海道で暮らし、念願だった南国(オーストラリア)へ行く事を決めた。ダイビングのインストラクターになって南国で暮らす夢を想像した。ドキドキワクワクする新しい世界が楽しみで仕方がなかった。
目標が出来ると、それに繋がることを必死で勉強した。バイトの先輩には英語が出来な過ぎて馬鹿にされたが、馬鹿にしながらも俺の質問に対してちゃんと答えてくれた。
色々な資料を見せてくれたり、アドバイスもくれた。今思うと本当に感謝している。

無事にオーストラリアへ行き、念願の南国暮らしとダイビングの免許を取り、達成感を覚えた。
ダイビングはインストラクターまでは取らずに、ダイブマスターの免許までを取った。最初は400mを泳げなかったが、市民プールで練習を続けたら簡単に泳げるようにもなった。憧れの南国、ダイビングの免許、立て続けに夢を叶えている気分だ。小さな夢かも知れないが、この達成感が今でも忘れられない。

一年後、日本に帰国した。今度の目標はカメラマンだった。一眼レフを買うために実家の山梨県でバイトを始めた。カメラ雑誌を買って勉強も始めた。オーストラリアで出会った友達に色彩検定とかならカメラ関係に少しは関わってくるんじゃないかな?と言われていたので、その勉強も始めた。初めて本格的に勉強すると、わからない漢字が多すぎて困った。漢和辞典を見ながらの勉強だった。
そして、小説なども読み始めた。漢字や言葉を覚えるために、難しいミステリーものから簡単な恋愛ものまで読んだ記憶がある。間違って漢字を覚えたりもした。(今でもそうだが)
それから半年が過ぎ色彩検定3級の試験を受けた。その3ヵ月後くらいに合格の結果が届いた。人生で初めて試験に合格した。これもまた達成感だ。大学受験に合格する人のように心から喜んだ。(そこまでレベルは高くないが‥)

東京に出て、写真の現像店でバイトを始めた。マニアックな先輩とかにカメラのカッコよさを教わりながら自分の作品を撮っていった。それからカメラマン事務所のアシスタントやフリーのアシスタントなど転々として、様々な人から学び運良くフリーランスになることができた。まだまだ一流とは程遠いかもしれないが、日々、成長していると感じている。そこにある目標に向かってワクワクドキドキしながら進めるだけ進もうと思う。
今でも言葉の間違いや天然な所が多々あり、それに気づきながらスルーしてくれている仕事先の方々や知人に対し感謝している。(たまには突っ込んで笑ってください。)
最近では、動物の勉強ばかりだ。好奇心が湧くと知りたくなって仕方がない。
もしも、子供の頃戻れるなら勉強をやり直すだろうかと思ったりもするが、たぶん、ダラダラして遊び呆けるに決まっている。マイペースで怠け癖があるところはなかなか変えることが出来ないみたいだ。
でも、勉強していなかったことに後悔なんてまったく無い。ただ、「無知ほど怖いな」と思うことが社会にでると沢山あることに身体で覚えた気はする。

とにかく、今までの経験上で勉強はヤル気になるための好奇心が必要だなと感じている。その好奇心に動かされてここまでこれたようなもんだと思っている。
ある有名な作家さんにサインを貰った時、「好奇心から産まれる感動こそ全て」と書いていた。

こりゃあ、まちがいない。