聖火リレー

聖火リレー
走るランナーに白黒つけたいシロクロエリマキキツネザルの巻き


2012年7月、もうすぐオリンピックが始まる。北京オリンピックからもう4年も経つのかと思わずにはいられないほどアッと言う間だった。今思えばこの動物の絵を描き始めたのも丁度4年前になる。少しは成長しただろうか‥

オリンピックと言えば、聖火リレーがある。古代ギリシア神話で、プロメテウスがゼウスから火を盗み、人々へ伝えたと言われ、古代ギリシアではオリンピックの開催時にその聖火を燃やし続けて競技が行われていたという。
近代では聖火を、有名人、スポーツ選手や一般人までが聖火ランナーとしてリレーし、世界中を周り開催国へと繋げていくことになる。が、ただ平和にもっていくことが出来ないのが聖火リレー。どこの国で開催されても様々な人権問題などがあり、聖火を妨害するデモが毎回起こっている。これでは聖火ランナーも気が気でない。特に北京オリンピックではチベットの人権問題などがあり、抗議デモにより聖火リレーが混乱する記憶がある。今年、2012年のロンドンでは前回のように開催地以外ではリレーを行わず、現地イギリスのみにしたことにより、大規模なデモは起こらなかったが、少人数の人権活動家などにより抗議デモがあったらしい。人権問題以外でも聖火リレーを利用して何かしらの不満をぶつける人も多いという。
4年ごとに開催される平和を願うオリンピックは選手は変わっても、社会はまったく変わっていないことが伺える。いつかどの国でも一人で走れる聖火ランナーの時代が来ることを祈っている。

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