アルダブラゾウガメ=カメ目 リクガメ科 セーシェルゾウガメ属
英名:Aldabra Giant Tortoise
学名:geochelone gigantea
食べ物:野菜類、サボテン、果実。野生でも植物を主食としているが、時には動物を圧死させて捕食する事もあるという。
出身:セイシャル諸島のアルダブラ島(世界遺産)
寿命:100年以上
特徴:甲長が約100cm~120cmにもなり、他のリクガメよりも鼻孔が縦に長い。
生息状況:絶滅危惧Ⅱ類
亀は100年
アルダブラゾウガメは世界最大のガラパゴスゾウガメに続く大きなリクガメだ。生態は海沿いの森林や草原に生息し、セイシャル諸島では直射日光が非常に強いためあまり日光浴をせず朝方や夕方に行動をする。
雌は雄よりも体が小さく、産卵時は海岸の砂の中へ産み一度に10~25個ほどの卵を産む。寿命は約100年だが150年も生きた情報もある。一世紀以上生きれる動物は今の地球上そんなにいるものでもない。
今現在、野生での個体数はセーシェル諸島のみで約150000頭(ガラパゴスゾウガメを含め)いるが、セーシェル諸島以外の固体はほぼ絶滅したという。主な原因はやはり人間で、食用、動物園の展示、剥製目的、ペット目的等の乱獲である。だが、現在では法的に保護の対象として生息地が保護され個体数は上に書いたとおり回復しつつある。ただ、生息地が狭いうえに限定的であるため災害や病気等の感染が懸念されている。
ちなみに、ゾウガメは足がゾウの足に似ていることからこの名がついたという。
もしも飼うなら家は広く、食材も大変な量になるので覚悟して欲しい。決して逃げ出したりしないように!最近増え続けている捨てガメ。特にカミツキガメを川に捨てて日本の生態を崩している事態を考えて欲しい。時には人間の子供だって襲われることもあるのだ。カメだけではないが飼うなら責任持って飼ってくれ。一つ間違えれば他の生命も失われる事を忘れないで欲しい。
公園のゾウガメ
ここのゾウガメは暖かくなってくると外に出してもらい、よく塀の上まで顔を出し外の様子を見ている。隣のヘラジカ舎も覗いたりすることもあってヘラジカと仲が良いのかもしれない。そして、もう一匹小さいゾウガメもいて二匹で外に出ることもあるが、小さい方はよく転んで仰向けのまま動かないでいるところをたまに見かける。飼育員が助けてくれるまで待っているのだろうか?あわよくば助けてあげたいがその姿もなかなか可愛い。
その他にも様々なカメがいる。ニホンイシガメ、アカミミガメ、アカアシガメ、ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメ、ホルスフィールドリクガメ、ホウシャガメ、カミツキガメ、クサガメがいる。カメ好きにはたまらない。
現在、亀は高い値がつけられるほど価値がある生き物だ。それゆえに乱獲もされてしまうのだが、輸入が制限され、簡単には手にも入らないことから、昔は動物公園の檻を壊して盗むという事件があったらしい。今では厳重に管理されているが、値が付けばつくほどそういった行為が増える今の現状は何とかならないものだろうか…。
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