クモザル





クモザル=霊長目 サル類 クモザル科(マキオザル科) 新世界ザル
英名:Spider Monkey
学名:Ateles paniscus
食べ物:木の実、果物、昆虫
出身:中南米の熱帯雨林たまにメキシコやアルゼンチン
寿命:野生で約22年
体長:40~60cm 尾80~88cm
体重:約6㎏
特徴:細い手足と長い尻尾、手には親指を持たない。
生息状況:準絶滅危惧種

蜘蛛のようなサル
クモザルはその名の通り蜘蛛のような長い手足と尻尾があり、親指のない手と尻尾を使い木と木の間を飛びまわり生活をしている。縄張りは150~230haの広い範囲を持ち日中は20~30匹の集団で生活するが、5匹程度の小郡にわかれて食事をし、大きく高い声で鳴き仲間とのコミュニケーションをとっている。そして、ほとんどの時間を木の上で過ごす。ちなみに餌も木の上で探して食べるが、親指が無いので木の実を取らずに木の枝を自分の方へ持ってきて食べるのだ。親指が退化した分、クモザルの尻尾はとても力があり物をつかむことも、自分を支えることもできる。クモザルにとって、尻尾は第五の肢になっている。
メスは群れの縄張りを広く使い、成熟すると他のグループに加わる。
メスは2~5年ごとに子どもを産む。生まれた猿は一年ほど母親とともに過ごすが、そのあとは単独行動や仲間たちと遊び始める。優位なメスの子どもは大人になるまでに生き残る可能性が高い。


人間と‥
クモザル科は中南米に生息する猿のグループになり、クモザル、ホエザル、ウーリーモンキー、ティティ、ウアカリ、などが仲間になりオマキザル科に属する。そして、南アメリカのサルたちをまとめて「新世界ザル」と呼ばれている。新世界ザルたちは旧世界ザルにくらべて全体的に体が小さく、動作も緩慢になり、凶暴でない。
このサルたちは昔から原住民の食用のために狩られ、インディオはサルたちを重要な食料として祭礼時には焼いたり干し肉にして客へ出すという。そのため新世界ザルたちは人間をとても恐れている。尚、現在では森林伐採のため住みかもなくなってきいているという。

備考
クモザルには親指が退化してなくなっている。したがって、学名Ateles(アテレス)はギリシャ語で「不完全な」という意をもっている。
しかし、親指が無いのによく木から木へと手の力で渡って行けるなと関心してしまう。

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