インドクジャク=キジ目 キジ化 クジャク属
別名:ピーコック 日本語では「印度孔雀」と書く
英名:Indian Peahowl
学名:Pavo cristatus
食べ物:昆虫、小動物、果実、植物等の雑食、動物園では主にキャベツ
出身:インド、ネパール南部、スリランカ、パキスタン東部、バングラディッシュ西部へ自然に分布した南アジア原産の鳥。そして、オーストリア、ニュージーランド、日本の南西諸島にも移入している。
体長:雄180~230cm 雌90~100cm
寿命:20年
特徴:色鮮やかな美しい上尾筒(じょうびとう)
生息状況:少し多いくらい
インドクジャクは神の乗り物!
クジャクは青、緑、赤、金と色鮮やかな色彩を持つ鳥類の中でもっともゴージャスな鳥だ。特に上尾筒を広げると羽が扇子のように広がりその色彩は青、緑、金の美しい目玉模様が散りばめてある。その大きさは全体長の6割を超え、尾の長さを合わせると飛ぶ鳥の中でも大型の鳥に入る。ちなみに、飛ぶ姿をあまりみないが、外敵から身を守る時に飛翔したりもする。
生態では適応力が強く極端に寒い場所以外なら何処でも生きていける鳥である。そのため、日本では観賞用にリゾートホテルで放し飼いされていたクジャクが逃げてきて自然に繁殖し生態系を荒らし問題となっている。その被害はインドクジャクが非常に大食いなため沖縄諸島ではトカゲ類などの小動物が激減している。
インドクジャクは1匹の雄を中心に数匹の雌が含まれる群れで生活をする。繁殖期(3月~6月)になると上尾筒(尾羽)を広げ「ヴァサー」っと羽を揺らして雌にラブコールを送る。この時上尾筒が美しく綺麗で大きければ雌もメロメロになり愛し合うことになる。逆にショボイ尾羽を広げても雌はシカトするだけだ。一匹のオスに雌が何匹もついているクジャクの固体はいかに雄がダンディーであるかがわかる。このように外見重視の生き物なのです。とまあ、綺麗なものに弱いのは人間も同じですけど‥
歴史
インドクジャクは古代エジプト、ローマ、ギリシャ時代からペットとして飼われてきた鳥だ。特に今で言うセレブ達に愛された。
そして、ギリシャ神話では「ヘラという神様の家来にアルガスという百の目を持つ神様がいて、そのアルガスが死んだときに悲しんだヘラがアルガスの目を飼っていた鳥の羽に飾りつけた。その鳥がクジャクの始まり」と言われている。また、ある土地ではヒンズー教の女神サラスヴァティーの乗り物として言われている。
ヨーロッパではクジャクがカトリック教会のシンボルにもなり、クジャクの肉には特別な力が宿っていると信じられ、貴族達が好んで食べていたという。しかも肉は不味いみたいだ。
ちなみに、インドでは国鳥として指定されている。インドで食べたらたぶん殺されます。
今現在、クジャクは世界各地の動物園に点在していてどの国でも大体はみる事ができる動物だ。
昔から貴族達のペットなのだが今でも金持ちじゃないと飼えない動物だろう。大型だし、暴食だし、人間には懐かないし、飼うとしたらホント観賞用ですね。
それでも、飼いたいという方は放し飼いは絶対にしないように。それか、インドで暮らすか‥
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