アライグマ



アライグマ=食肉類 アライグマ類 アライグマ科
英名:Common Raccoon (MAPACHE)
学名:Procyon lotor
生息地:カナダ南部から中央アメリカ。
食べ物:雑食性(何でも食べてしまう)
寿命:約10年
体長:体長約40~65cm、尾長約25~35cm
特徴:目の周りに泥棒みたいな黒い模様
生息状況:ふつう種

驚くほど適応力の強い動物
主に寒い地方に棲むが砂漠、熱帯林、温帯林、針葉樹林、湖や川の近く、市街地までありとあらゆる場所で繁殖する。
両生類、爬虫類、鳥の卵、昆虫類、果実、そして人間の農作物等と食べ荒らす。前足は食べ物を巧みに扱えることに適応しているが、視覚が悪く獲物をつかむ時に水中に突っ込んで探るため手を洗っているように見えたことからアライグマと名づけられたと言う説がある。実際に動物園のアライグマも食べ物を洗って食べているように見えることがある。そして、最近の研究でも毒を持つ生物を食べるとき、土にこすりつけることをして毒を洗い落とす行動が確認されている。意外に頭もいいのかも知れない。

人間との関わり
もともとは北アメリカ原産の哺乳類だが、アニメに登場してから可愛らしい動物として人気ができペットとして日本にやってきた。だが、飼育は困難で、性格も時には凶暴になることがあり、軽い気持ちで飼い始めた人達が遺棄したり、またアライグマが逃亡したりして野生化してしまった。今現在は特定外来生物として扱われ、日本の生態系を崩し農作物等を荒らすという被害も出ていきている。日本にはアライグマの天敵であるピューマなどがいないため生息域はどんどん増え続け、今では福島、鳥取、島根、愛媛を除く都道府県に分布している。

生態
単独性で主に水辺近くの森林に生息している。昼間は木の洞や動物がほった巣穴などで休む。時には人間の納屋にも入ってくる。前足を器用に使い、木に登ったり泳いだり、家畜の囲い扉を開けて入ったりもする。動物園のアライグマも前足を器用に使っている姿をよく見ることができる。
檻の網をつかんで逆さに歩く姿も見ることができるぞ。

ちなみに、アライグマは狸に似ているが、尾には縞模様があり目の周りは黒くなっていることを意識すれば見分けがつく。そして、狂犬病の恐れもあるので野生のアライグマを見つけたら近寄らないこと。

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