シロクロエリマキキツネザル



シロクロエリマキキツネザル=霊長目 原遠類 キツネザル科
英名:Ruffed lemur
学名:Varecia variegata
食べ物:果実、草、木の実
出身:マダガスカル東部 雨林地帯
寿命:野生で19年
体長:体長55cm 尾1.1~1.2m
特徴:白黒模様、鳴き声が他のキツネザルよりも大きい。
生息状況:絶滅危惧IA類

ゾウも苦しむ大きな鳴き声。
エリマキキツネザルはシロクロエリマキとアカエリマキの2亜種が存在する。毛の色は白か赤みをおびた白と黒色の毛でハッキリとしている。全体的に長く柔らかい毛を持ち、耳から喉周りにかけてはまさにエリマキのようになっている。キツネザルの中でも大型のキツネザルで、ふつう、肩や胸、脇腹、足、尾は黒色になるが生息地域によって少し変異がある。そして、キツネザルの中でもっとも大きいインドリにも似ているがインドリには尾が無く耳もまで黒いのが特徴だ。
ちなみに、アカエリマキキツネザルはシロクロエリマキの白い毛が赤茶色になったサル。野毛山動物園にいるらしい。

生態
ほとんどの時間を木の上ですごしている。子供のため樹洞、または葉でできた簡単な巣をつくる。2~20頭の群れで生活し、数頭の優位なメスが縄張りを守るのだ。キツネザルの中でも果実をよく好んで食べ、明け方や午後遅くに食物を探しに出かける。夢見動物園では大きな鳴き声で来客を驚かしている。他の動物園では隣の獣小屋にいたゾウまでもがその声にストレスを感じて具合が悪くなったという。

備考
2008年12月ナショナルジオグラフィックの記事によると、シロクロエリマキキツネザル絶滅危惧IB類から絶滅危惧IA類(絶滅寸前)に指定された。原因は生息地の減少と天敵による捕食、人間によって狩られ続けている。マダガスカル島にしかいないキツネザル達のほとんどが絶滅危惧種に指定されている。

0 件のコメント:

コメントを投稿