ヨウム=オウム類 インコ科 ヨウム属
英名:Grey parrot
学名:paittacus erithacus
出身:アフリカ中西部(アフリカ西海岸の森林地帯に分布)
食べ物:種類、木の実、果物
体長:約33cm(住む場所によって大きさは異なる)
寿命:平均50年(最長で60年近く生きる)
特徴:全身がほぼグレー色、嘴と足は黒色、目の周りは白い、尾羽が赤色
生息状況:ふつう種
人間で4歳~6歳くらいの知能を持つ鳥!!!
生態
野生のヨウムはアフリカ中西部の低地の森林に塒(ねぐら)をとり、日中はサバンナに出て、草の種やアブラヤシなどの木の実を食べる。単独か小群で行動することが多いが、塒(ねぐら)では200羽以上も集まる事がある。餌として、しばしばトウモロコシを食べあらすことがあると言う。
人間とのかかわり
ヨウムはオウム類の中でも高い会話能力を持ち、たまに神経質なところもあるが南米系のインコのように絶叫することもなく、わりかし気象が穏やかなので、古くからヨーロッパではペットとして飼われてきた鳥だった。
そして、このヨウムという鳥は世界で一番有名になったオウム類と言える。それは、「比較心理学者アイリーンペッパーバーグ博士」という人物が鳥の知能の実験をしたことが始まりだった。
博士はこのヨウムに「アレックス」と言う名をつけて、およそ30年間の訓練(勉強)をおこなった。それにより、アレックスは人間の言葉を理解し、会話をし、物や色の名前を覚え、数字を数え、無の概念を理解し(問題の答えがあるかないかとかを理解した)、新しい言葉を作り出した(リンゴのことをバナナとチェリーの特徴をもったものと判断し「バナリー」と答えた)と言う。
これは、人間でいうと4歳~6歳くらいの知能を持ち、精神的な成熟度も人間でたとえると2歳ほどに相当すると言う。
これは、今まで鳥を馬鹿にしていた言葉をくつがえす出来事だった。馬鹿やトンマを意味する「birdbrain」という言葉は間違っていた。
天才アレックスはその後、2007年に急な病気のため31歳の若さで亡くなってしまった。亡くなる前夜、博士がアレックスといつものように別れる時、アレックスは「You'll be in tomorrow」と最後に言ったという。アレックスがいなくなった今も博士は他のヨウムを訓練し、ヨウムと会話を楽しんでいるだろう。
ちなみに、知能が高いのはヨウムだけではない。鳥類のほとんどが知能の高い生き物なのだ。
いつか、何百年後の未来は映画「猿の惑星」のように鳥達が地球を支配しているのかも知れないよ。
ちなみに、美空ひばりを歌うヨウム↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=5DAir3LFtxs&feature=relmfu
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