6000年前の夢見ヶ崎


6000年前は孤島だった!

今から約6000年前、夢見ヶ崎動物公園がある加瀬山は島であった。現在より気温が平均2度ほど高かったため、海面も4、5メートルほど高くなっていたのだ。そのため、鶴見川、矢上川あたりまでは海になり、加瀬山は海に浮かぶ小島のような存在であった。しかし、この島は木が生い茂り勾配もなだらかな土地だったため人間が暮らしていたと考えられている。現に島の東側のふもとでは貝塚が発見され、6000年前から人間が住んでいたことがわかった。この貝塚は縄文時代から弥生時代の貝が層になっていたため、古代から人間が生活していたことを知る歴史的に重要な手がかりとなっている。そして、なんと発見された貝塚は9割が「はまぐり」だったという!好きな人にはたまらない。

ちなみに、このブログのタイトルにある「夢見島」とは上に書いたように夢見ヶ崎が島だったことから考えた名称になる。そして、現在、度々ニュースにでる「温暖化」。これは世界の平均気温が徐々に上がってきてあらゆる自然災害を引き起こす原因となっている問題だ。なによりも怖いのは南極にある氷河を溶かし、海水が上昇してしまう恐れがある。もしも、このまま温暖化が続けば平均気温は6000年前のように上がり、海水も4、5メートルも上がるかもしれない。そしたらまた島に戻って島うのだぞ‥




備考
縄文時代年代でいうと今から約1万3千年前から約1万年前、地質年代では更新世末期から完新世にかけて日本列島で発展した時代であり、世界史では中石器時代ないし新石器時代に相当する時代である。旧石器時代と縄文時代の違いは、土器の出現や竪穴住居の普及、貝塚の形式などがあげられる。
弥生時代:紀元前5世紀中頃から3世紀中頃までにあたる時代の名称である。

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