フチア=げっ歯目 フチア科 キューバフチア属
英名:Hutia
学名:Capromys pilorides
出身:キューバ森林地帯 近隣の島
食べ物:果実、草、ときには小動物
体長:体長50~80cm 尾長15~26cm
寿命:8年(飼育下)
特徴:足に鋭いカギ爪、どっしりとした大きな身体
生息状況:不明(フチア類のほとんどの種が絶滅寸前かすでに絶滅している)
どっしりとした気弱な動物
生態
太くどっしりとした大きな身体だが性格はおとなしく、鳴き声も小さく「きゅー」と鳴いていたりもする。地中から木の上まで行動範囲が広く、足のカギ爪で木登りをし樹上で食事を取ることが多い。巣穴を作ることもある。
フチアと近縁と言われているヌートリアと言うげっ歯類が存在するが、ヌートリアは世界各地で害獣として駆除されている動物である。ヌートリアほど強くないフチアは現地キューバで先住民族時代から狩猟の対象とされ一時は絶滅したと思われていたが、その後の調査で生き残りを発見した。フチア科は6属17種存在していると言われているが今現在の生息数は不明である。また、いくつかの種は西インド諸島にてヘビ退治のため輸入されたジャワマングースの餌食にもなり絶滅寸前だという。
備考
属名のカプロミス「Capromys」はギリシャ語のイノシシ「Kapros」とネズミ「Mus」の合成語で名づけられている。体形や走り方がイノシシに似ていることにちなんでいるらしい。英名のフチアはげっ歯類を示すスペイン語からなる。和名も同じである。
フチアの生態はまだまだ謎の多く、習性はいまだわかっていない。動物学者になりたいならこのチャンスは逃せないぞ!!
0 件のコメント:
コメントを投稿