コバタン

コバタン=オウム目 オウム科 オウム属
別名:コハクオウム
英名:Lesser Sulphur Crested Cockatoo
学名:Cacatua Sulphurea
食べ物:雑食性(果実、種子、液果、花など)
出身:インドネシア東部 スラウェシ島 小スンダ列島 フロレス諸島など
寿命:約40~50年
体長:約33cm
特徴:全身白色に寝癖のような黄色い冠羽がある。足と嘴はグレー色。
生息状況:絶滅危惧IA類 ワシントン条約では附属書I掲載


江戸時代から輸入されていた「小巴旦」!!

生態
標高800m以下の山地で明るい森や林縁などに番(つがい)か小郡で生息している。主に10羽以下の群れで樹上で生活しているが、果実のなった木には多数の固体が集まって暮らしている。
餌は雑食性で主に樹上で採食しているが、時には果樹園やココヤシ畑を荒らすこともあり、生息地では害鳥で駆除されることもあると言う。

1回に2~3個の卵を産み、樹洞に木の屑などを敷いて巣を作る。オスメス共に抱卵し、ヒナは全身が黄色で生まれる。そして、孵化してから10週間ほどで巣立つみたいだ。

人間と‥
コバタンは昔から人間に親しみられペットとして人気のある鳥であった。そのため、なんと江戸時代初期ころから飼育用として日本に輸入されていたのだ。1940年代までは生息地でよく見かけることができたが、開発のための生息地の破壊、害鳥としての駆除、そして人気が高いゆえの乱獲が続き生息数は激減した。情報によると1980~1992年の12年間で約100.000羽が輸入されたと言う。1992年にはインドネシアでの売買は禁止されているが、ロンボク島では絶滅されたとされている。レッドリストにて今現在は近い将来に絶滅の危険が高い(絶滅危惧IA類)とされているが、今でも人気は高いため不法な乱獲が続いているという。

備考
コバタンはオスよりメスの方が少し大きく、目の虹彩もオスでは虹彩が黒くメスは赤褐色になる。文鳥やインコ類ではオスメスの違いがハッキリとわかるものが少ない。時には血液検査をしなくてはわからないものもいるくらいだ。
ちなみに、コバタンの特徴である黄色い冠羽は興奮したりすると鶏のトサカのように逆立ってくるぞ。

漢字で「小巴旦」という。

0 件のコメント:

コメントを投稿