オオホンセイインコ

オオホンセイインコ=オウム目 インコ科
別名:インドオウム
英名:Alexandrine parakeet.    Ringnecked parakeet
学名:Psittacula eupatria
食べ物:種子、果実、花、花の芽、葉や野菜
出身:アフガニスタン東部、インド、スリランカ~インドシナ、アマンダ諸島に分布
寿命:平均10年 最高20年(飼育)
体長:全長約58cm
特徴:全身がほぼ緑色、青と黄色の長い尾、赤く大きなクチバシ
生息状況:ふつう種
漢字:大本青

オオホンセイとアレキサンダー大王!!

生態
日中は少数の群れで生活し、主に樹洞で営巣することが多いが、夜間は同じ亜種のワカケホンセイやダルマインコと共に特定の木に集まり集団で眠る。その数100羽を超える。生息地では標高1600m以下の深い森を好むものが多く、餌として、時には農作物を荒らすことがある。その為、現地では害鳥として知られている。産仔数は1回に2~4個の卵を産み、オス、メス、共に卵の上にのって暖めることをする。


人間と‥
オオホンセイインコは非常に賢く、好奇心旺盛で昔からペットとして人気の高いインコになる。
オオホンセイインコが初めて輸出されたのは紀元前327年前まで遡る。その頃、インド侵略を成功させたマケドニアの王、アレキサンドロス大王がオオホンセイインコをヨーロッパに持ち帰ったという。英名のAlexandrine(アレキサンダー)はそのまま名づけられたのだった。その後、ヨーロッパを始め、ペットとしての人気が高くなっていったのだった。
日本でも昔から輸入されており、人気も高いインコだ。だが、今ではペットとして飼われていたものが野生化し、東京や神奈川にかけて野生化したオオホンセイが確認されるようになった。この鳥はある程度成長していれば寒さにも強く、丈夫なため増え続ける可能性が高い。現にオオホンセイと同じ亜種で習性や体格、そして色も似ている「ワカケホンセイ」というインコは関東をはじめ、四国、中国、九州地方まで分布し野生化してしまっているという。よく、イチョウの木に1000羽以上が集っている情報があるらしい。今はまだ農作物の被害が出てはいないが、このまま増え続ければ生じる恐れもあり、日本の生態も狂わしてしまうだろう。そして、オウム病の媒介者になる可能性もあると言う。日本でこのインコが害鳥として扱われるのは何とも言えない気持ちになる。
今は世界中の動物が簡単に手に入ってしまう時代だ。一つの過ちが数多くの生態を狂わす事になることを深く考えて欲しい。飼うなら最後まで見届けること!!

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