シマウマのお巡りさん

シマウマのお巡りさん

シマウマのお巡りさんがヤギ爺さんを助けるの巻き。
子供の頃の夢は警察官だった。幼稚園児の夢ランクでは上位に入る夢の一つになる。
あの頃はヒーローになることが夢だった。強くカッコ良いい無敵のヒーロー。
「いつか世界を救ってやる!」と意気込んでた記憶も残っている。世界のどのへんが不幸だったかもわからない俺はアニメや映画スーパーマンのように悪者や怪物が沢山いるのだと思い込んでいたのかもしれない。あの頃はスーパーマンのような力があればとよく思ったものだが、あったところで何に使うのかは考えていなかった。ただカッコ良く目立ちたかっただけなのかもしれない。でも、これが子供の夢。大きな夢を膨らませるだけ膨らまし、そしていつか現実と言う大きな壁にぶち当たって破裂する。そんな夢を何回も見て成長してこれたのは日本が世界的にみて平和だったからだろう。

大人になって毎日のように流れる事件や事故、そして、戦争の記事。知りたくもないような悲惨な出来事が坦々を起きている現実を知った。頭の中で理解できない文章を整理するのがやっとだ。冷静でいる自分が不思議に見えてしょうがない。
もしもスーパーマンのような力があったら今すぐ飛んでいって武器を全て壊すとか、原発を宇宙の果てまで持っていくとか、世界中にある核兵器を全て壊すとか、砂漠に雲を発生させて雨を降らすとか、南極の氷河が溶けないように冷たい息を吐き続けるとか、火山灰を全部まとめるとか、マグマの流動を安全に海に向かわせるとか、湖を使って山火事を止めるとか、森林伐採された土地全てに新しい苗を植えるとか、金持ちから金を奪い格差のない世界を作るとか、捨て猫や捨て犬を拾って世界中で飼い主を探すとか、スーパースローでも見えないスピードで論争ばかりする政治家達を猪木みたいに一人一人張り手していくとか、密猟や乱獲をしている人間を絶滅寸前の動物に変えるとか、色々やってやりたいと思っているがそんな力があるわけもなく、そもそも考えが今だに子供だと思った‥

こんな感じで、たとえ力があっても世界を救えるヒーローにはなれそうにないが、今、目の前にいる人が助けを求めていたら、どうにか助けてやれる人間にはなろうと努力している。家族や友人やこれから出会う人達、何かの力になれるならやれるだけやってみようと心に決めている。人生で1人だけでも救えることができるならそれで充分立派だと思うし、誰か1人のヒーローになれるならそれで子供の時の夢は叶った事にしようと思っている。

全世界の人間が目の前にいる人を見捨てないで助けることができたら、きっと、もう少し世界は平和になるかもしれない。

1 件のコメント:

  1. ちょっと感動した。
    ぜひライトスピードで悪いヤツに張り手できる能力を鍛えてください。

    返信削除