ベニコンゴウインコ

ベニコンゴウインコ=オウム目 インコ科 コンゴウインコ属
英名:Red and Green Macaw,    Green Winged Macaw
学名:Ara chloroptera
食べ物:果実、堅果、小型の昆虫など
出身:パナマ~コロンビア、べネズエラ、ギアナ、ブラジル
寿命:50~60年(飼育) 最長80年
体長:約90cm
特徴:全身がほぼ赤色、翼、腰から上尾筒と下尾筒は緑から青色、目の周りは白く裸出して赤い模様がある。
生息状況:地域的ふつう種
漢字:紅金剛

助け合いがベニコンゴウの力


生態
低湿地の熱帯雨林に生息し、主に番か小郡で行動する。この鳥は生涯一夫一婦性で相手が亡くなるまで連れ添って暮らす。そして、番では繁殖するだけでなく、食物を与え合ったり、互いに毛づくろいいをしたり、母鳥が卵を温め孵化させ、父鳥は食物を採って巣に持ち運んだりと互いの立場をよく理解し、支えあいながら生活をする非常に優しい鳥になる。人間にとったらまさに理想の夫婦だろう。
森中に響き渡る大きな鳴き声は仲間や家族とのコミュニケーションを取り合ったり、縄張りの印を互いに確認しあったりもする。夜になると群れを成して木の上で眠る。
コンゴウインコの持つ大きいクチバシは堅い果実などを噛み砕く力があり、ある例によると、竹箒の柄を割ってしまうほどの力があると言う。そして、小指ほど太く、表面がうろこ状になっている舌の内部には骨があり、果物の中に入り込んで中身を巧みに取り出すことができるみたいだ。
ちなみに、インコ類が人の言葉を真似できるのはその太い舌を持っているからだという。

人間と‥
ベニコンゴウインコはインコ類の中で二番目に大きなインコになる。このインコはペットとして大変な人気を持ち、人の言葉を真似し頭も良く気性も大人しいと言うことで、飼い主や専門家のあいだでは「優しい巨人」と呼ばれているほど人気がある。飼育下では寿命が平均50~60年と言われているが、中には80年~100年生きると噂されている。このインコもルリコンゴウインコと同様で飼うなら家族で引き継ぐ可能性が高い鳥なのだ。

コンゴウインコは17種いて、その中のいくつかは絶滅の危機に瀕している。原因はペットとしての不法の捕獲や多くの種が生息している熱帯雨林の減消になっている。ベニコンゴウインコも地域によっては減消していると言う。
そして、特に深刻なインコは、スミレコンゴウインコ、アカミミコンゴウインコ、アオキコンゴウインコでこれらはレッドリスト絶滅危惧種IB類に載っている。そして、ウミアオコンゴウインコ、アオコンゴウインコは絶滅危惧種IA類に載っていて、野生種ではほぼ絶滅している可能性が高いという。

金剛インコと名づけられた由来は綺麗で光沢のある羽色の美しさを「金剛石」(ダイヤモンド)になぞられたという。そんなダイヤモンドのような鳥が空を飛んでいく姿を見れなくなることは寂しいじゃないですか!!もうこんな事はやめましょうよ!!

備考
世界で一番大きなインコはスミレコンゴウインコになり、その翼を広げると幅が1メートル以上になるという。スミレコンゴウインコの鮮やかな青色は見ものだぞ。

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