ニホンキジ

キジ(ニホンキジ)=キジ目 キジ科
英名:Pheasant  (Japanese Pheasant)
学名:Phasianus colchicus または Phasianus versicolor
食べ物:草の種、葉、木の実、昆虫やクモ類など
出身:日本
寿命:約10年(飼育)
体長:オス約80cm、メス約60センチ
特徴:オス(顔が赤く裸出している。光沢のある青、緑、紫、黒の羽を持つ)メス(全体的に黄褐色で黒褐色の斑紋がある)
生息状況:軽度懸念LC(亜種絶滅の懸念)
漢字:雉(日本雉)
古名:木々須(キギスまたはキギシ)


足が速く、美しく、美味しい国鳥


生態
キジは北海道と対馬を除く本州から屋久島まで分布している。そして、日本にはキジが4亜種存在し、本州北部、佐渡に「キジ」、本州中部、四国に「トウカイキジ」、本州南西部、九州、五島列島に「キュウシュウキジ」、伊豆、三浦、紀伊半島、伊豆諸島、種子島、屋久島などに「シマキジ」が分布している。
主に平地から山地の林縁、草原、川原や農耕地などの開けた場所をを好んで住んでいる。繁殖期以外はオスとメス別々の群れで生活していることが多く、繁殖期(3月~6月頃)になると一羽のオスが複数のメスといることが多いと言う。そして、オスは「ケーン、ケーン」と大きな鳴き声を出し翼を強く振ってブルブルと音をたて、メスを誘うのだ。一夫多妻制である。まれに野生のキジ同士がメス争いをする場面もみる。夜になると樹上で寝るが、巣営では地上の草むらにくぼみを作り、枯葉や草の茎などを敷き皿型の巣を作るみたいだ。ちなみに、抱卵はメスのみで行い、卵は6~12個産む。
野生のキジは近づくと飛んで逃げてしまうが、キジは危険が迫らない限り飛ぶ事はほとんどないという。そして飛ぶことよりも走ることが得意で本気で走れば、時速32キロメートルもスピードがでるみたいだ。

人と‥
キジは毎年数万羽も放鳥されている。目的は主に狩猟になるが、放鳥される半分は鳥獣保護区や休猟区などに放たれてもいる。放鳥されたキジのほとんどが、野生の動物やワシ類などに捕食されているが、生き残るキジも多く、キジの数は少しづつ増えているようだ。だが、日本の元の亜種間で交雑が進み、各亜種間の見分けが難しくなっている。そのため、亜種絶滅を懸念されているみたいだ。
キジは日本固有種であり1947年の日本鳥学会で国鳥として取り扱われるようになった。候補はキジ以外にヤマドリ、ハト、ウグイスなどがいたみたいだが、キジになった理由としては、固有種であり、姿形も美しく肉も美味、1年中見ることができ、童話などでも認知度が高く、そして強く優しいということからだった。強く優しいという部分ではキジのメスは山火事が起きても卵を守るため巣から離れないと言う理由があるみたいだ。これが本当なら、鳥も人間と同じく、子を思う気持ちは変わらないなとつくづく思ってしまう。
ちなみに、童話では桃太郎などの有名な昔話があり、桃太郎ではキジは情報を集める役割だったらしい。そこで、日本の防衛省情報本部ではエンブレムにキジを使っていると言う。
今では主に狩猟目的として世界中で放鳥されているが、「頭かくして尻隠さず」ということわざがあり、それはキジが草むらに隠れたつもりでも尻は見えていたということから由来しているという。そして、国鳥が世界中で狩られていると思うと日本人として切なくもなる。

夢見ヶ崎動物公園のキジは檻にそって前を走ると同じ方向に走ってくれる。朝、ランニングすると毎回待ち構えているのだ。ためしに行って見て欲しい。

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