タイハクオウム

タイハクオウム=オウム目 オウム科 オウム属
英名:White Cockatoo Unbrella Cockatoo
学名:Cacatua alba
別名:ムジオウム
食べ物:木の実、果実、昆虫、幼虫など
出身:インドネシア東部のマルク諸島にあるハルマヘラ島と近傍の島々に分布
寿命:40年~60年(飼育)
体長:46cm
特徴:全身白色、白く大きな冠羽、クチバシと足は黒
生息状況:絶滅危惧Ⅱ類
漢字:大白鸚鵡


懐きやすいタイハクオウム

生態
主に熱帯雨林に生息ているが、ココナッツなどのプランテーションや海岸のマングローブ林、そして人間が新しく植えた二次林なども好んで生息している。番または小郡で行動し、夜間は50羽以下の群れを形成し木の上で休む。
オスメス共に全身が白色になるが、目の色彩が違い、オスは黒く、メスは赤褐色になる。
鋭い声を出し、頭部にある白い冠羽は驚いた時や威嚇する時などに逆立てたりする。そして、この冠羽が傘のように広がることから英語の別名で「アンブレラコカットゥ」とも呼ばれている。

人と‥
インドネシアの一部の島にしか生息しない固有種としてペットとして人気の高いタイハクオウム。
このオウムは環境の順応性が高く、寒さにも強い。そして、何より性格がおとなしく、記憶力や表現力も優れておりコンパニオン性が高いオウムになる。ただ、非常に甘えん坊で、声がかなり大きく、一度なきだしたらすぐに止めたりはしないという。
かつては日本にも輸入されていたが、開発による生息地の破壊や食用、ペット用などの乱獲も続き生息数が減少し、いまではレッドリストに記載されるまでになってしまった。

備考
オウム類にはタイハクオウムやコバタンのように白色のオウムは日本でも見ることができるが、その逆で黒色オウムも存在し、日本ではほとんど見ることができない。

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