パラワンコクジャク=キジ目 キジ科 コクジャク属
英名:Palawan Peacock Pheasant
学名:polyplectron emphanum
出身地:フィリピンのパラワン島、原生林
食べ物:果実、木の実、穀物、昆虫、ナメクジ、ミミズなど
体長:オス約50cm メス約40cm
寿命:約15年(ウワサ)
特徴:オス、頭部に青緑色の長い冠羽(モヒカンっぽい)目の周りは裸出、頬と眉に白色斑
生息状況:絶滅危惧Ⅱ類種、ワシントン条約付属書Ⅰ掲載種、国際希少野生動物種
漢字:パラワン子孔雀
美しいパラワンコクジャク
生態
フィリピン、パラワン島のみに生息する固有種。湿気の多い海岸から平野部の原生林(熱帯雨林)に生息し、昆虫や木の実などを食べ、地上で生活する。
繁殖期になると、上尾筒(じょうびとう)を扇子のように広げ、メスにむけて求愛行動をする。
1腹卵数は2個、抱卵日数は18~20日になる。生後約10週でひとり立ちできるようになり、オスは約1年で性的成熟に達し、メスは約2年で性的成熟になるみたいだ。
キジ類は繁殖期以外は警戒心が強く、見つかりにくい場所に隠れて生活している。そのため、生態はいまだ謎の多い種になる。
コクジャク類は全部で7種が存在し、その中でも極めて美しいと言われているのがパラワンコクジャクである。現在、この鳥は「レッドリスト」、「ワシントン条約」、「種の保存法」の三つに掲載されている。森林伐採や食料のための捕獲などにより、その数は10000羽以下と推定されている。現地では国立公園での保護をされているが、未だに他の場所で捕獲は続いているという。
そして、フィリピンでは自然保護のシンボルとして、浸透してもいる。
現地フィリピンは島々の国になる。原生林も大切だが、そこに住む人々も木材は必要だし、食料も必要なのだ。本当に保護をするなら、使われない日本の木材を輸送し、キジに変わる食料をを与えればすむことだ。深刻な問題とはお金をかければ解決するものばかりなのかも知れない。
別名ナポレオンコクジャクはナポレオンに献上されたことからナポレオンコクジャクを言われるようになったという。
種小名は目立つ色彩を持つという意だそうだ。
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