ハイイロコクジャク=キジ目 キジ科 コクジャク属
英名:Groay Peacock pheasant
学名:polyplectron bicalcaratum
出身:中国海南島、インド、ミャンマー、タイ、ベトナム
食べ物:昆虫、果実、穀物、種子、カタツムリ、シロアリなど
体長:オス53~76cm、メス40~55cm
寿命:不明
特徴:(オス)額に冠羽、全体に灰褐色に淡褐色の小斑。上尾筒に青緑色の円斑。
生息状況:レッドリストLC軽度懸念 ワシントン条約付属書Ⅱ掲載種
漢字:灰色小孔雀
別名:コクジャク
ミャンマーでは国鳥
生態
ハイイロコクジャクは全身灰褐色に光沢のある青緑色の円斑が美しく並べられている。この鳥は東南アジアの低地~1800mまでの熱帯常緑林に生息し、繁殖期ではインドクジャクほど大きくないが美しい上尾筒(じょうびとう)を広げ雌を誘う。普段は餌を誰よりも早く食べるオスはこの時だけメスに譲ったり、持ってきたりとメスの気をを引くのに一生懸命になるという。
メスは上面と翼の円斑がオスに比べると黒く光沢がない。全体的に茶褐色で上尾筒の円斑はない。抱卵日数は21日で1回に卵を2個産み、巣は草むらの中や土を掘って作るみたいだ。
パラワンコクジャク同様で繁殖期以外の生態はまだまだ不明な点が多いみたいだ。
ハイイロコクジャクは7種いるコクジャクの中でもっとも大きいコクジャクになる。そして、別名コクジャクと名づけられているだけあって東南アジアでもっとも広く分布しているコクジャクになる。
そして、種小名は2本の距(けづめ)の意。
ミャンマーでは国鳥になっている。
現在、生息地の減消により生息数が減ってきている。
ちなみに、英名では「Burmese peacock....」「Iris peacock....」「Chinquis peacock....」などの呼び名がある。