マーコールの自衛隊
東日本大震災から1年がたった。
11日の2時46分になると日本全国で黙祷の音が鳴り響いた。短い時間だったが辺りはもの凄く静かになりとても長く感じた。ほとんどテレビでは3.11の記録映像が流れ、改めてその恐ろしさを実感した。その当時には知る事ができなかった自衛隊や海外からの多くの救助隊などの密着映像もながれ、感謝の気持ちで一杯になった。全国から救助に来た自衛隊は約10万人に上り、その自衛隊の勇姿を見るとこんなにも心強く頼もしいと感じた事はなかった。アメリカの対応の早さや「ともだち」作戦なども嬉しくなった。日本が混乱しているときに迅速で冷静な行動はカッコよく見えた。だが、今日のニュースではアフガニスタンに在住のアメリカ兵が酔っぱらって住民に銃を乱射したというニュースが流れていた。子供も巻き添えになったと言う。「この差は何だ」と思ってしまう。戦争はこんなにも人を追いつめるのだろうか‥もう止めようこんなことは本当に‥。
日本には軍はないが自衛隊がいる。自衛隊は敵国からの侵略などを防ぎ災害などの救助など国(国民)を守ることが使命とされている。アフガニスタンに派遣されている自衛隊もいるが、これは戦争するために行ってるわけではなく、国連PKOへの派遣として平和協力のために援助として行ってるのだという。
1950年の朝鮮戦争勃発時、連合国軍最高司令官総指令部(GHQ)のポツダム法令によって警察予備隊が総理府の機関として組織されたのが自衛隊の始まりになる。
自衛隊は陸・海・空の3組織に別れ、陸上自衛隊が約15万2千人、海上自衛隊が約4万5千人、航空自衛隊が約4万7千人、総兵力で約24万人(2009年)ほどになる。だが、これでも人口比でみると主要国の世界水準では最低になっているようだ。そして、自衛隊への年間予算は4兆7千億円で世界水準としては上位に入るようだが、GDP比では1%未満になりこれも世界最低水準になっているらしい。尚、国家財政の悪化や少子高齢化により予算と兵力は減少し、日本周辺諸国の軍備広大とは反比例しているという。それと、憲法9条の制約で、ミサイル、空母、爆撃機などの本格的な攻撃用の兵器は保有してなく、国土防衛が不可能であるという問題があり、もしも本格的な戦争が勃発したときはアメリカ軍を頼るしかないという。(ウィキぺディア参照)
だが、これはあくまで推測でしかない。本気で立ち上がれば防衛できるはず。根拠はないがあの勇姿を見たらそんな気になれた。今は戦争が起こらないことを祈るのみだ。