十五夜

十五夜「芋の名月」
「満月の夜は家でおとなしくするの巻」





残暑により寝苦しい夜が続いている。

月見と言えば、日本では十五夜を思い浮かぶ。十五夜は旧暦8月15日のことを指し、この日の満月を「中秋の名月」と呼んでいる。日本の旧暦では春夏秋冬を三ヶ月に分け、春は1、2、3月、夏は4、5、6月、秋は7、8、9月、冬は10、11、12月になり、それを「初、中、晩」に季節を分けて旧暦8月15日の月のことを中秋の名月と言われているという。現在、新暦では旧暦と一ヶ月ほどズレているので9月7日~10月8日の間に出る満月を十五夜「中秋の名月」になるという。
そこで、今年2012年の十五夜は9月30日の夜になっている。
十五夜では団子をお供えする風習があるが、これは、秋になると収穫の時期に入り、収穫を感謝する初穂祭として昔は9月頃に収穫時期に入る芋をお供えしていたことから始まったという。その芋をお供えすることから別名で「芋の名月」とも呼ばれている。
現代ではまん丸い月に似ている月見だんごを供え、魔除けの力があるというススキを飾るのが一般的になっているが、地域によっては少し変わった風習があり、長崎県の一部では「まんだかな」という呼び名で「お供えしたものを子供が取っていってしまう」という風習や、秋田県の仙北郡では「片足御免」という呼び名で「他人の敷地に片足を踏み込んでお供物を取るくらいなら公認」という風習もある。これはこの日だけはお月様が持って行ってくださったという事でめでたいみたいだ。その他にも同じように他人の畑の作物を無断で取っていっても良い風習もあるという。
ただ、無断で取って良いというからって取り過ぎると捕まるだろう。間違いない。
詳しくは以下参照
http://iroha-japan.net/iroha/A01_event/11_jugoya.html

http://koyomi8.com/directjp.cgi?http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0710.htm


ちなみに…
月には魔力があると昔から言われている。特に満月の日に起こる事故率は統計的に高くなっていることがわかっている。車の運転、その他もろもろ気をつけて行こう。

それと、一つ本をご紹介。
知っている人は多いと思うが、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」。
これは近未来、人類が月に旅行できるようになるころ、月の裏側で5万年以上も前の人類に似たミイラが発見されることから始まるSF小説だ。SF小説と言っても、アクションは全くなく、世界中の科学者たちがこの謎めいたミイラを研究し、月のこと、人類のこと、などを解明していく本格ミステリー小説でもある。今放映している「プロメテウス」に興味がある人は是非読んでほしい本だ。

満月の夜は外に出ずにこの本を読めばきっといいことがあると思うよ…



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