ロバ、結婚式


ロバ、結婚式。
~花びらの舞うバージンロードで写メの嵐の巻~


2013年5月11日(土曜日)、結婚式をした。
朝から少しずつ雨が降り、時間が経つにつれ強くなっていった。ニュースでは今年の5月は晴天が続いていると言ってたのに何故かこの日だけ一日中雨だった。
誰かが「雨降って地固まる。」結婚式の雨は縁起が良いって言ってくれたことをおぼえている。
次の日は暑いくらいの晴天になり、本当に地が固まった気もした。
最初は準備とかで嫌になるくらい忙しくて、結婚式なんて…と思っていた。でも長い間悩んだことがたったの2、3時間で終わるその儚さを感じてちょっとだけ寂しく思ったりもして、でも、とても解放された気分にもなって、いい節目になったと思う。スタートラインに立った気分かな。これからが本番?なんだろう…。ありがとう。感謝!!


日本の結婚式は本来神社などで行う神前式になり、服装も「きもの」で新郎は黒紋付袴、新婦は白無垢か色打掛を着る。だが、これはまだ新しく、もともと日本には結婚式という儀式はなかったという。
江戸時代~明治初期までは、「祝言」といって新郎の家に、2人の親族を招待し、尉と姥(じょうとうば)の掛け軸を床の間に掛け、鶴と亀の置物を飾りつけてある島台を置き、その前杯事をしておもてなしをするお披露目会になる。これは、現在の神前式ではなく人前式での家族パーティーみたいな感じだろうか?だが、神社ではなくても、当時、掛け軸や島台は神様の拠り所とされており、その前でお披露目をすることから「神前式」にもなるのかもしれない。
「祝言」は、よく時代劇とか邦画で出てくる結婚シーンでみられることがある。
ちなみに、10月は旧暦で神無月といい神様がいないことから結婚式(祝言)は避けられていた。

本格的に神前結婚式が誕生したのは明治33年(1900年)5月10日、皇族の方の結婚式を初めて神社で行ったことが始まりだという。これをみて、一般でも神社で挙式をあげたいという声があがり、神宮奉斎会(東京大神宮)が神前式の儀式を新たに創設し、国民に広まっていったという。

戦後~現在。
神前結婚式も全国的に広まり、今までは新郎家で行っていた披露宴(祝言)を公共施設や旅館、ホテルなどで行い始めた。高度経済成長の波もうけ、キリスト教結婚式?的な結婚式専用の式場も多くなり、結婚式産業が成功した。だが、チャペルで人前式をしたり、チャペルなのに和装だったり、神社でウェディングドレスとか…、キリストと仏教がごちゃまぜになっている新しい日本の結婚式がどうやら出来上がっているようだ。これは、無宗教者の多い日本ならではの独自に進化(変化)した結婚式ともいえる。だが、外国人から見たらキリスト教でもないのに…、チャペルできものはおかしい…、とか色々な意見もあり、なおかつ、お金をかけ平均300万円に近い費用になっていることから、お金のかけすぎという声も多い。


ちなみに、僕は教会ではないがチャペルっぽい所で人前式をしました…。もちろん無宗教者です。
でも神様は信じてる。


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